厄払い。

 私は厄年なので、根津神社に行き厄祓。ここは祖母の実家があり、子供の頃はよく遊びに来たところ。久しぶりに歩くその界隈は路地が減り、高層マンションが増えたが、昔行った憶えのある銭湯などは残っていて懐かしさが蘇る。
 4日に行ったこともあって、お祓いには会社ぐるみの人々も。お祓いを社員一同で受けて、仕事始めという感じなのだろう。社長だけが神妙な顔つきで、後列に並ぶ若い社員たちは、この後の飲み会などのほうが気になる様子。正座に慣れていなくて、立てなくなる人もいた。御神酒を受け、厄除札と浄め水とお粥をいただく。
 その後、ここの名物お守りである身代わり土鈴を買って帰る。自分の年と同じ干支の土鈴を買って飾っておくと、災厄から身を守ってくれるというもの。一年経ったら役割終了なので返納する。どれもぷっくりした形をしていてかわいい。境内そばに出来た讃岐うどん屋「根の津」に寄ろうと思ったら、満員御礼で断念。こんな路地裏の店なのに、雑誌にいくつか載ったせいで大人気である。


 5日は浅草寺に行き、牛王札(ごおうふだ)を買う。これは正月5日限定のお札で、盗難火災から家を守ってくれるものである。
 家人たちはその後、吉原神社などへ浅草七福神巡りにでかける。


醸し人九平次 別誂
獺祭
Chianti Classico 02