2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧
国立劇場「恋女房染分手綱」。重の井・三吉の母子悲話。どちらかというと地味な話なのに、満員御礼。最近の文楽のメディア露出の効果が現れ始めているのだろうか。 そういえば発売されたばかりの「オール読物」にも人形遣い桐竹勘十郎氏と赤川次郎氏の対談が…
優れた物語の条件とはなんだろう。読んだあと、心になにかを残したり、それによって知らないうちに何かが変わることだろうか。たぶん重要なのは、「知らないうちに」変わることなのだろう。優れた物語は、巧妙に、変わるためのなにかを隠しているものだ。 村…
前回の脳の話に続いて、今日は寿命の話。 100歳のスキーヤー三浦敬三氏をはじめとしてスーパー老人がいろいろ登場。 長寿の秘訣をあれこれ探っていたが、結局、結論は 「運動しろ」 「腹八分目」 「くよくよするな」 そんなのみのもんたでも言える。 みんな…
プロ野球は今日もスト。まあ野球が中止になっても大多数の人には影響ないから、みんな気楽にスト賛成って言っている。これが電車とか飛行機とかだったら、そうはいくまい。労使の事情などおかまいなしに「早く動かせ」とか言うに違いない。そんなもんだ世論…
「和楽」にて日本画販売。 今月号の「和楽」に付録で、日本画販売の冊子が付いてきた。東山魁夷からはじまって一休宗純、千利休、はては雪舟まである。さすがに雪舟などの掛け軸ものは複製だが。 複製でも雪舟「破墨山水図」8万円、千利休「燈籠文」9万円…
「FRAU」9/28号「CLAMPの素顔」。 「カードキャプターさくら」や「ちょびっツ」でお馴染みの謎の覆面漫画家集団、CLAMPがその素顔を出してインタビューに答えている。女性4人組ということは知っていたが、その実体は謎だったので、これ目当てに買う人も多い…
ヨガが流行っているらしく、釈由美子がヨガに挑戦する特集。ヨガでお腹もひっこむらしい。 なんか6秒づつ吸って吐く呼吸法を身につけるのが難しいらしい。まずは犬のポーズからがんばってみることに。 あと目に付いたのは、ココア特集。ココアは美肌効果、…
最近、仕事がらみもあって、水についてあれこれ考えている。 水といってもいろいろあって、飲む水、洗う水、憩う水さまざまだ。 http://www.blogjapan.com/nuruhachi/ にも書いたのだが、飲む水はもっぱらアルカリイオン水を愛用している。 これを使って炊い…
「ほぼ日刊イトイ新聞」略してほぼ日主催の「春風亭昇太ひとり会」に行く。詳しくはほぼ日の「はじめての落語。」というところを参照。 http://www.1101.com/shota/index.html 会場はおよそ落語をするには似つかわしくない天下の六本木ヒルズ、それもふだん…
ベトナム・ホーチミン大学の優勝。ここは2度目の優勝。ベトナムの底力を感じた。日本は東京大学が出場していたが、ロボットの操作ミスなどが頻発してあっけなく敗退。だいたい選手の顔つきが全然違う。日本の学生らは全員メガネくんで体格は痩せた腺病質。…
9.11のテロ事件から今日で3年目。アメリカやヨーロッパでは様々な追悼セレモニーが開かれたようだが、日本では既にもう過去の事件として関心は低下している感じだ。 私はテロの時刻に、コペンハーゲンからパリに向かってのフライト中だった。降り立ったパリ…
落語名人会CDで、古今亭志ん朝「付き馬」。 先月の寄席では「はなし塚まつり」をやっていて、久しぶりにこの噺を生で聴いた。廓の噺なので戦時中は御法度になり、はなし塚に台本を埋めたといういわくありの演目である。生で聴いたことが引き金になり、思わ…
「文學界」10月号「行きはよいよい帰りはこわい ー熊野大学日記から」浅田彰。 先に芥川賞を受賞したモブ・ノリオ氏もこの熊野大学に参加していたことはもはや有名な話になりつつあるが、今年のセミナーにも参加していて、柄谷行人との会話のくだりが面白い…
「薔薇の名前」がスペシャルDVD化されると聞いてうれしくなる。この作品はある意味、自分と自分をとりまく世界との関係を変えてくれたと思っている。映画の中身は中世の修道院を舞台にしたややミステリーっぽい物語で、現代とはまるで違う中世の風習などがふ…
村上春樹「アフターダーク」来る。 和田誠のブックデザインにしてはシックな感じである。でもよく見ると、「アフターダーク」という題字のフォントデザインは「ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック」に似ているかも。 まだ読み始めたばかりだが、今回…
新潮10月号特別鼎談 筒井康隆+町田康+中原昌也 「破壊と創造のサンバ」 そうかこの三人集めて話すという手があったなあ。 なにやら中華料理屋の円卓でお互いの本やCD(筒井氏のクラリネットのCDなんてのもある)を広げて、小説をいかに壊すかという話を展…
BSアニメ夜話第2夜「ルパン三世 カリオストロの城」。 唐沢俊一氏の裏モノ日記でも、この収録の盛り上がりの様子が記されていたが、番組を実際に見て、その熱気がホンモノであることを再確認する。しかし出演者みんな早口だなあ。まあそれだけ本気だとい…
なぜか最近ずっと「タモリ倶楽部」を毎回録画しているわけだが、よく考えるとこれだけ、情報というものと人間関係というものを上手に繋げている番組はないと思う。 先週も八百屋の店先でシャキシャキ野菜をアテに飲むという企画をやっていたが、「飲み」「野…
商用インターネットが始まった頃の時代を、必要にかられて、会社のスタッフらで回想する。 54kモデムはまだあまり無かったとか、iijがまだ個人向けサービスをしていなかったが、大手として中心的存在だったとか。 ついこの前なのに、はるか昔のように思えて…
「群像」10月号特集「新しい「村上春樹」」。 人間つかまえて新しいも古いもないんだけど、要は来週出る新刊「アフターダーク」の宣伝というわけ。 いろいろな作家や評論家が村上氏の過去作などの思い出やら今回の「アフターダーク」の感想やらを載せている…
ナイロン100℃「男性の好きなスポーツ」(本多劇場)。 今回はセックス・コメディということで、パンフもなんとコンドーム付き。 客演が昼メロドラマで一躍有名になった小沢真珠。その濃いキャラを生かしたインパクトのある役をもらっていた。 中身は、倒錯性…