2005-01-01から1年間の記事一覧

快楽亭ブラック毒演会&ほぼ日立川志の輔。

今年のクリスマスはなぜか落語三昧。まず24日は心筋梗塞から奇跡の復活を遂げた、不死身の借金王、快楽亭ブラックの「毒演会」へ。会場のお江戸日本橋亭周辺はしんと静まりかえり、まるでゴーストタウンのよう。やはりイブの夜は皆、家でまったりしているの…

ファウスト Vol.6 SIDE-B 発売。

ファウスト vol.6 SIDE?BAmazonで詳しく見る by G-Tools 厚さ5センチ超! 辞書ですか、これは(笑)。 ついこの間出たSIDE-Aが約4.6センチなので、確実に号を重ねるたびに厚くなっている。この事実だけでもう既にこれは買いである。歴史を変える、世界を動…

笑福亭鶴瓶落語会。

スジナシ 笑福亭鶴瓶×妻夫木聡×宮藤官九郎笑福亭鶴瓶 妻夫木聡 宮藤官九郎 Amazonで詳しく見るby G-Tools 最近、私落語というジャンルを開拓しつつある鶴瓶師匠。 私落語すなわち自分史を語る落語である。まさに私小説の落語である。 最近の小説で密かにおも…

夢の中の台湾。

奥本大三郎先生の「霧中の台湾」(新潮)を読んだせいか、ふと台湾に行きたくなって、行ってきた。東京から三時間と少し。週末のわずかな時間を使っても行けるので、ほとんど国内旅行の感覚だ。 先生の台湾行は霧と雨の日々だったが、今の季節は台風も無く穏…

同時多発的模倣。

最近、同時多発的に模倣問題が起きている。 「すばる」に掲載された篠原一の「19℃のロリータ」、マンガ家の末次由紀の「スラムダンク」トレース問題に続いて、今度は詩人の小池昌代である。さすがに現代詩ということで世間的にはほとんど話題になっていない…

養老先生の昆虫館。

とある企画のご相談で養老孟司先生の別荘にお邪魔する。 別名、昆虫館。日本有数のコレクションとも言われる先生秘蔵の昆虫標本を保存するために建てたものである。 設計はニラハウスなどで有名な藤森照信氏。 先生曰く、古墳をイメージしているそうな。「死…

寅さんと中沢新一。

男はつらいよ [DVD]出版社/メーカー: 松竹発売日: 2005/07/29メディア: DVD クリック: 14回この商品を含むブログ (34件) を見る 最近、なぜか「男はつらいよ」ばかり見ている。NHK-BSでもこの夏から2年かけて全作放送を始めるし、DVDも廉価版が発売された。…

志の輔三連発。

別に追っかけではないのだが、偶然今月は志の輔らくごに三度も足を運んでしまった。 まずは、国立能楽堂で行われた「能楽どーよ」。これは以前から彼がやっている狂言とのコラボである。 能楽堂というのは当たり前だが、落語をやるようにはできていない。 写…

ハワイの緑の光。

七夕の季節に天の川を見たくて、ハワイに。 天の川を見たことのある日本人は53%という調査をどこかで発表していたが、それは多いのか少ないのか正直わからない。私も中学生の頃に北アルプスに登った時に初めて見て以来、今までずっと見ていない。 東京で…

志の輔らくごin下北沢 文楽編。

志の輔らくごのごらく(2)「へっつい幽霊」「雛鍔」アーティスト: 立川志の輔出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル発売日: 2004/11/17メディア: CD クリック: 9回この商品を含むブログ (8件) を見る「志の輔らくごin下北沢 文楽…

超ヴィジュアル展。

超ヴィジュアル展参加。 古今東西の映像装置をごった煮して、これからの映像とやらを考える展覧会「超(メタ)ヴィジュアル展」(東京都写真美術館)。 今回、その中で私が企画したのは「現代文学の映像冒険」。以前から何らかの形で実現したかったので、こ…

「おたく:人格=空間=都市」フォーラム 東京都写真美術館。

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おたく展もついに本日を残すのみとなった。予想を遥かに上回る来場者数にただただ驚くばかり。 11日(金)は森川嘉一郎さんをモデレーターにこの建築展の仕掛人でもある磯崎新さん、そして今回の出品作家(「おたくの部屋」)でもある精神科医の斎藤環さんを…

「夏の流れ」丸山健二

別に復刊されたから読んだのではない。たまたまそういう気分になって再読したまでだ。だいたい復刊したものには妙な人物のおまけ解説が付いているらしいので嫌なのだ。一方でブログをする者をさんざん批判しておきながら、ブログが一般にも認知されるとすか…

おたく展盛況。

東京都写真美術館で開催中のおたく展、おかげさまで客足も好調で大変嬉しい。先日の「新日曜美術館」でも取り上げられたが、おおむね良い反響でほっとする。次はどうやら火曜のWBSでも取り上げられるようだ。アキバの経済価値みたいな面と絡ませたりする…

ローレライ・フィギュア発進!

映画「ローレライ」公開キャンペーンとして、食玩フィギュアが登場した。セブンイレブン限定で、コカコーラ系のソフトドリンクに付いている。種類は10種で、様々な見せ場をフィギュア化している。原作を読んで不覚にもボロ泣きした身としては、やはりここは…

「新潮」3月号に村上春樹の短編が掲載されていた。

「東京奇譚集」と銘打った連作である。第1回は偶然という現象をめぐる話「偶然の旅人」。 変わっているのは、まず冒頭で村上春樹自身が語り部として顔を出すというところ。曰く、芝居の前口上で作者が出てきて挨拶するという感じらしい。そんなことをしたの…

「グローバルメディア2005 / おたく:人格=空間=都市」東京都写真美術館。

徹夜での設営作業を経て、なんとか開幕。本格的なおたく展は22日からで、これから2週間、無数のフィギュアなどをレンタルボックスに収納する作業などが行われる。 おたく展は昨年開かれた「ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」に出品展示されたものの再…

「枯葉の中の青い炎」辻原登。

やっと書店で購入。発売日に近くのリブロに行っても並んでおらず、渋谷のブックファーストで発見。やっぱり純文学系の単行本は賞に関係しないとこんな扱いか。読めば、結構おもしろいのになあ。 内容についてはこちらとかで紹介してます。 http://blog.lived…

「群像」エッセイの反響。

今月号の「群像」にエッセイを書いたのだが、結構反響がいろいろ来て驚く。文芸誌はあまり一般の人は読まないものと思っていたのだが。 ちょうど今月、芥川賞の発表があり、それも受賞作が群像掲載(今月号ではないが)のものだったから書店で手にとってくれ…

落語とフォーク。

特撮DVDを借りるついでに、懐かしフォークと落語のCDもどっさり借りてたわけだが、そんなジャンルの棚には他に客もおらず、常にじっくり吟味できる。なんとももったいないことだとも思ったが、急にブームになって借り手が増えたり、寄席が混んだりするのは迷…

特撮DVD。

dvd

年末年始から特撮ものばかり見ている。暮れはスカパー!でゴジラ特集、正月はウルトラシリーズもののDVDを見続けていた。ゴジラもウルトラも見て思うのは、昔の演出・脚本は凄かったということである。無茶苦茶といってもいいが、それでは悪口になってしまう…

文芸誌この一年。

書棚を整理するついでに、昨年発行された主要4文芸誌をすべて並べてみた。サイズが皆同じなので並べやすい。厚さもほぼ同じ。なんだろうこの統一性は。 載っている作品も似たようなもの、と言いたいところだが、よーく読めばそんなこともない。かなり無謀な…

厄払い。

私は厄年なので、根津神社に行き厄祓。ここは祖母の実家があり、子供の頃はよく遊びに来たところ。久しぶりに歩くその界隈は路地が減り、高層マンションが増えたが、昔行った憶えのある銭湯などは残っていて懐かしさが蘇る。 4日に行ったこともあって、お祓…

新年のお詣りレビュー。

*[Tokyo]お詣りレビュー。 元日は早朝から浅草寺と浅草神社と被官稲荷に初詣。6時前だったので、まだなんとか並ばずにお参りできた。昨年までのお札類を返納し、新たなお守りなどを買う。芸能の神様で中村勘九郎も毎年お参りする被官稲荷はまだ狐のお姿を売…