吉田戦車

隅田川を散歩。寒桜が咲いている。今週末には流し雛の催しがある。浅草神社を早朝参拝。夕方以降はその日参拝した人々の念が充満していて参拝するのはよくないと聞くがほんとうだろうか。確かに朝の参拝は気持ちがよいが。

吉田戦車「さるかに合戦」「吉田戦車のゲーム漫画大全 兄」。ゲーム漫画は「ファミコン通信」に連載していたものだが、なにしろファミコン時代の作品なので、懐かしさでいっぱいになる。ヨッシーが敵を飲み込むシーンなど改めて見るとかなりおぞましくて笑える。
ドラクエなどの勇者が当然の如く他人の家のタンスを開ける行為も考えてみると凄い「常識」だ。
月並みな言葉だが、吉田戦車はそういった歪んだ常識、静かな狂気を描く天才だと思う。

売値高騰の中、リセヴィネ入手。リカヴィネより細部がバージョンアップしている。大嶋ブランド今後どこまで成長するのか。

NHK「スタジオパークでこんにちは」で東京都写真美術館で開催中の「アニメーションの探検」展が紹介される。まほろまてぃっくのフィギュアが一瞬映ったのには笑った。今週末から文化庁メディア芸術祭が始まるのでさらに一層盛り上がりそうで楽しみ。

「GQ」「東京人」など。
「GQ」の特集はどれも中途半端。小津や新之助などが薄っぺらにまとめられている。金持ちリタイア組のインタビューも何の主張もない。というかリタイアといってもそのうち仕事に復帰する奴らばかりで、いわゆる隠居とは違う。似非リタイアにすぎない。皆、金を稼ぐことそのものが目的だったために、リタイアしても何もすることがないことがわかっただけみたいだ。
しかしブルータス系の雑誌(人的に)はなんだかすっかり金持ち・モノ文化礼賛な内容に堕ちてしまったなあ。またバブルに逆戻りなのか。

鮭の西京焼き
上善如水