日本橋

COREDO日本橋に行く。大人向けおもちゃが話題の「ガレージ」が一番賑わっていた。品揃えは多彩だが、実際に買いたいものは特に無かった。周りの客も似たような考えらしく、レジはがらがらだった。一種のショールームのような感じである。



日本橋周辺は今、再開発ラッシュで工事中の高層ビルが目立つ。知っているだけでも、三越新館、マンダリンオリエンタルが入る室町ビル、丸善新館などなど目白押しである。
まあそういう中で消えていく伝統建築物もあるわけで、気持ちの上では複雑である。
「東京人」3月号の「東京からなくなったもの」にも載っていたが、日本橋のたもとにあった煉瓦建築の大栄不動産のビルも改築されてしまっていた。みんな透明なビルに変わっていくのだろう。
しかし透明なビルの流行もいつまでも続くとは限らない。いつしかこれも時代遅れの建築として壊されていくのだろう。
特に東京に地震が起こった後は、いきなり流行の流れが変わると思われる。



小説トリッパー」で連載が始まった山田太一の小説「朝のカフェで」が面白い。いつもの山田調であるが、絶対ありえないがひょっとしたらありえそうな微妙なラインの設定がうまい。
渋谷でカフェにひとりでいる老人たちを今度見かけたら、たぶんいろいろなことを夢想してしまうだろう。
次回が楽しみである。



うなぎ
深川玉子焼
玉之光