漢方とモブ・ノリオ

 漢方でもやろうかなと思い、「クロワッサン」漢方特集をパラパラ。意外と細かく症状別に薬が揃っていて驚きました。
 漢方の世界ではこの世の人間は二種類しかいません。
 「実証」型か「虚証」型。
 「実証」型は、筋肉質でがっちり系。血色がよく声が大きい。
 「虚証」型は、細身の体格で顔色が悪く、すぐに疲れやすい。
 「実証」型のヒトは別に薬なんかいらないじゃないのと思いきや、高血圧とか不眠とかそれなりに悩みはある模様。
 私は典型的な「虚証」型なので改善の余地は多数あります。まあ原因ははっきりしていて、不規則な生活と運動不足。加えて、やる気無し病。薬に頼る前にやることがあるだろうという感じですが、楽なほうに走りたくなるのが人間。手っ取り早く薬を買ってみたくなってしまうのです。
 さっそく薬名を頼りに楽天で注文です。
 漢方の製薬会社というと、「バスクリン」とかで有名なツムラとかは知っていたのですが、注文していて結構目に付くのが「コタロー」という会社。大阪の会社らしいですが、品名が「サイケーカン」とか「ボーツーン」やら「ケイブック」などすべてカタカナで、おもしろいです。普通は「柴胡桂枝乾姜湯」などと書くんですが、考えてみるとカタカナのほうが覚えやすいかも。


 しかし、今回のクロワッサンもそうですが、女性誌のほうが記事にターゲットの絞り込みと深さがありますね。男性誌のほうがわりとアバウトに思えます。女性のほうがシビアに商品を見ているという表れでしょうか。
 そう考えると、TVはアバウトの極みです。多チャンネル化でもう少し変わるかと思ったのですが、まだまだと言わざるを得ません。まあ雑誌のノウハウをそのまま導入しても、うまくいくとは思えませんが、部分的にはなにか応用できる気がしています。


 「文藝春秋」芥川賞モブ・ノリオ掲載号。
 新聞広告に巨大なモブ氏のサングラス顔がどかーんと2ページに渡って載っていて、文春の並々ならぬ意気込みが伝わってきてましたが、売れてるんですかね?実際。単行本は今月下旬出版で、表紙はもちろんマリファナの葉っぱ。
 今月号の「文學界」に受賞第1作「ダウナー大学」というのが載っていますが、これもマリファナの話。マリファナというものを通して、今の社会に対する屈折した批判みたいなものとかを現そうとしているのはわかるのですが、正直その程度のことで粋がってもなあという感じです。窪塚くんとかと違って、もう三十代半ばなんだからもう少しどうにかしてよって思います。
 ちなみにマリファナの本場、アムスではマリファナ吸う奴はダサイ奴です。コーヒーショップで吸ってるのは観光客かヒッピー世代のおじいさんとかが目立ちますね。若い奴はそれより自然食みたいなオーガニックなものに熱中してます。
あ、あとTV見てる奴もダサイらしいです。残業しないで家族や友だちとなんかするのがクールっぽいみたいです。そういえば、北欧のフィンランドでもそういう感じでした。IT社会なのに、日本と全く違う方向に進んでるのが興味深いと思います。


 オリンピックが始まりました。深夜からの競技が多いので、不規則な生活に拍車がかかりそうです・・・。


 時鮭 あわびの塩辛
 発泡酒小麦