近況。

 ★他のblogで忙しくて、こちらの更新が滞ってしまった。
 はてなアフィリエイトもできないし、あまり他のblogにくらべてアドバンテージがないから、やはり書くモチベーションをどこに置いてよいか見えない。何かここに書くべきものを見つけないといけないかも。これははてなの問題でもあるし、自分の問題でもある。


 ★MovableTypeを使った自前blogは実は2年ぐらい前からやっているわけだが、先日もその創立メンバーで話す機会があった。やはり誰も今のblog百花繚乱の時代が来るとは誰も予測していなかったし、友達にもよく、普通のweb日記とどこが違うの?と懐疑的な言葉を浴びせられたものだった。(今ではそんな言葉を浴びせた人々もすっかりblogの人となっているが)
 まあかくいう私もblogおもしろい!とは叫びつつも、内心半信半疑だった。しかし、なんとなくやってたら、周りもやり始めたという状況で、それはやはりどこかに従来のweb日記とは違う何かを人々が見出したということなのだろう。メディアの誕生と広がりといったら、少し大げさだが、こういう状況の変化はそういうこととして認識もできる。
 あの始めた時は、サーバー維持などの事情もあって、このblogとやらに出資スポンサーを募って、ちゃんとしたサービスにしようという機運もあったのだが、もう一歩の気合いが足りず、今に至る。やはり、あるタイミングで、えいやっと勝負に出ないとダメだねということである。
 これが今後の教訓になればよいのだが。


 ★巷で話題の映画「デビルマン」を見る。メチャメチャの出来を期待しすぎたところもあったが、評判通りのダメさで満足。
 なんだかダメで満足するというのもおかしな話であるが、きっと現在見に行っている観客のほとんどは、そんなにダメなら一度見てみたいという、怖いモノ見たさの人々と、ダメ論議に参加するべく、ダメ確認のために足を運んだ人々なのではなかろうか。
 こうなってくると、これはもう逆宣伝といってもいいような状況だ。興行するほうは、評判はどうあれ金を払って人が見てくれればそれでいいわけで、内心喜んでいるのではないだろうか。
 やはりどうせ作るなら、中途半端にダメでなく、徹底的にダメなほうがよいということだ。
 うーむ、さすがデビルマン、反面教師としてでもあるが、多くの素晴らしい教訓を残した迷映画であった。


 ★家の近所でやくざの抗争。発砲事件となり、事務所周辺は厳戒態勢。引っ越してきて、およそ2年であるが、その間に既に3度も人が撃たれたり、刺されたりする事件が、同じ町内で起きている。なかなかワイルドなエリアである。
 まあそれだけアウトローな人にも開放されている地域ともいえるであろう。今や事務所ひとつ構えるのでさえ、周辺住民の反対などもあって、難儀する時代なのではなかろうか。
 そういう意味では一種のアジールと化しているのかもしれない。新しい下町の姿である。まあ歓迎するような状況ではないが、祭りの時の共存状況などを見ると、必要悪的なものを認めている、懐の深さが残っているとも思えるのだ。


 ★新潟で地震。これが東京で起きたらと考えて、家族でサバイバルのシミュレーションを考える。まずは避難場所。自分はとりあえず自転車で職場へ。職場にはその仕事の性格上、最大級の情報が集まっていると思われるので、そこを拠点とする。残った家族は、できるだけ疎開行動を取るか、自宅あるいはその周辺の避難場所に行くか判断。耐震性の自宅が完全崩壊することは考えにくいので、まずはライフラインがどの程度の状況か判断して、自宅を離れるか否かを決める。何を持ち出すかも事前に決めておきたい。
 一番よいのは疎開することだが、道路がどういう状況になるか全く判断がつかない。高速は無理として、一般道も車両規制されるであろう。遠くへの脱出はしばらく無理か。
 親戚が温泉旅館をやっているので、そこへ家族だけでも一時退避できるのが一番よいが、そこが長野県であることなどからそこまでたどり着くのが一苦労であろう。
 コンビニなどもあまり頼りにならないであろうから、食料確保も重要なひとつだ。ふだんから備蓄できるものは限られているから、やはりわずかな備蓄が尽きる前に疎開脱出するのが一番なのだろうか。
 最大の悩みは犬まわりのことである。我が家の犬は医療用フードを食べている関係もあって、それを持って避難しなくてはならない。たぶんそれを改めて確保するのは不可能であろうし。あと獣医の消息も把握する必要がある。やはり普段から懇意にしていたほうが、まさかの場合に有利になるのだろうともふと考えたりする。
 まあこうしていろいろ考えていけばいくほど、自己中心的思考にならざるをえなく、実際起こった時は、想像以上のエゴのぶつかり合いに直面したりするのだろうなと思う。みんな自分と自分の家族が大事だし。
 そういう場合に、どう冷静に対処していくべきか、いけるような準備態勢を用意するべきか、真剣に考えなければいけないのだろう。


神亀 醸し人九平次 浦霞