特撮DVD。

 年末年始から特撮ものばかり見ている。暮れはスカパー!ゴジラ特集、正月はウルトラシリーズもののDVDを見続けていた。ゴジラもウルトラも見て思うのは、昔の演出・脚本は凄かったということである。無茶苦茶といってもいいが、それでは悪口になってしまうので、言い方が見つからないが、無茶苦茶だからこそのすばらしさがあったのだ。
 特にウルトラマンタロウあたりが酷い(凄い)。怪獣のネーミングからしてぶっ飛んでいる。「泥棒怪獣ドロボン」「わんぱく宇宙人ピッコロ」「酔っぱらい怪獣ベロン」等々。
 内容も酷くて、フィンガー5の曲に合わせて怪獣が踊ったり、みうらじゅんが喜びそうな脱力系である。
 昔はこうした脚本でも堂々と企画会議を通っていたのだから感心する。やはりこういうユルさを見習わなくてはいけないのかもしれない。