落語とフォーク。

 特撮DVDを借りるついでに、懐かしフォークと落語のCDもどっさり借りてたわけだが、そんなジャンルの棚には他に客もおらず、常にじっくり吟味できる。なんとももったいないことだとも思ったが、急にブームになって借り手が増えたり、寄席が混んだりするのは迷惑なので、個人的には今のままでいいやと自分勝手に思っていたら、なんとぴあから落語のムックが出た。明らかに若い奴ら向けに仕立てたガイドであるが、これが憎らしいことに、よく出来ていて、思わず寄席でも行ってみるかと思わずにはいられない内容になっている。新宿末広亭をデートコースに仕立てて、うわーレトロで素敵みたいに甘ったるく紹介しているが、現実は、そんなベタなカップルが途中で入ってきたりしたら、古今亭寿輔師匠などは黙っていない。噺そっちのけで、カップルを血祭りにあげることだろう。まあそれもデートとしてはおもしろいわけではあるが。
 志の輔の「猫の皿」を聴いて寝る。
 醸し人九平次 別誂