「群像」エッセイの反響。

marudonguri2005-01-31

 今月号の「群像」にエッセイを書いたのだが、結構反響がいろいろ来て驚く。文芸誌はあまり一般の人は読まないものと思っていたのだが。
 ちょうど今月、芥川賞の発表があり、それも受賞作が群像掲載(今月号ではないが)のものだったから書店で手にとってくれたのかもしれない。まあエッセイなら買わなくても立ち読みでも読めるし。
 エッセイの内容は、かつて子供の頃盛んにやっていた作家宅襲撃にまつわる回想である。目に付く題名のほうがよかろうと、あえて作家ストーカーなる言葉を使ったおかげで、「ストーカーやってたんですね!」などといきなり言われたりして困る。しかしこういうものは自分の恥を売ってナンボだから本望と言えよう。
 巻末のプロフィールからURLを辿ってくれる人も多いらしく、文芸批評のサイトへのアクセスが激増していてうれしい限りだ。あくまで自分の備忘録代わりに書いてきたが、こうして少しは読まれていると思うと張り合いも出てくる。純文学のおもしろい部分をできるだけ紹介することで、少しでも文芸誌のファンが増えればと思っている。