台湾でオタク。

噂には聞いていたが、台北駅地下街(北側)が凄いことになっているというので、行ってみた。
フィギュア、同人誌、ゲームを扱うショップが軒を連ね、さながらミニ秋葉原である。
地下街は新宿サブナードのような雰囲気で、服や雑貨の店もあるのだが、客が群がっているのはだいたいオタクショップである。






同人誌やフィギュアのプレミアものを扱う店もあり、値段もかなり強気だ。
IT系企業の躍進で経済力が高まっているとはいえ、フィギュアひとつに数千円も出せるというのは驚きである。


ゲーム屋の前に行くと、学生っぽい一団が地べたに座ってPSPをやっている。どうやら無線でオンラインゲームをおこなっているようだ。すぐ横にはDSのグループが同じようにいて、こちらはやや年齢が若く、小学生っぽい。やっているのはポケモンだった。
いずれのハードも売値を見ると、やや日本より高い。PSPだと3万以上するわけだが、ここでも台湾の購買力の高まりが見て取れる。
マンガなどは台湾語に翻訳されているが、ゲームなどはローカライズ無しでそのまま日本語でやっているものもある。
台湾の若者の日本好きは有名だが、ここまで日本語を受け入れているとは知らなかった。まあ街でもだいたいカタコトの日本語が通じるし、中国や韓国と違って、あまりこだわりがないのかもしれない。
この他、西門の有名なオタクビルにも行ったが、そこはワンフロアだけがまんだらけみたいだっただけで、期待はずれであった。(正月にやった古畑任三郎ファイナルが早々とDVDにコピーされていたのには笑ったが)


それにしても台湾のオタクショップはアキバとタイムラグ無しで成長していく気配である。
今後は新たな消費ターゲットとして、無視できない存在になっていくことだろう。
ネットで台湾向けのアキバ情報や番組、通販などをやってみるのもおもしろいかもしれない。