2004-01-01から1年間の記事一覧

津村節子「消えた時計」読む。 小説というより、自身の闘病記といった感じ。 動脈硬化が原因で眼がかすむ病気になった主人公は、眼科の名医といわれるところを自分のコネなどをフルに使い紹介してもらうが、満足な治癒が得られないと判断するや次々と新たな…

金原ひとみ

金原ひとみ「アッシュベイビー」を読む。 なんとも殺伐とした話である。 主人公のキャバ嬢は常に悪態をついていて、情緒不安定で自分の足を刺したりしてるし、同居している男はロリコンとかいう設定でどっかから攫ってきた赤ん坊を嬲りものにしているし、読…

日記とユビキタス

五反田でユビキタス、メディアアートなどに関する打ち合わせ。今年はいろいろありそうだ。 個人情報について日本人は特殊な対応をしていると思う。 情報漏洩に対して過敏な反応を示す一方、こういう自分の生活を晒す日記は盛況だ。 自分を知ってもらいたい反…

文化庁メディア芸術祭

早朝、近所で火事。火元が目抜き通りのスーパーとあって、ヘリまで数台飛んできた。 ヤマギワソフトに続いて、近いところで大きな火事。 去年の酉の市は二の酉までだったのになあ。 恵比寿の東京都写真美術館で文化庁メディア芸術祭。 人の入りはかなり良い…

ゴーストとしての個人情報

ネットワークやユビキタスに関する打ち合わせ。 さまざまな喩え話が飛び交う。 巧妙な喩えを構築できた者ほど成功を掴むような気になってくる。稀代の喩え屋にでもなろうか。 個人情報について考えてみる。 Yahoo!BBの事件が明らかにするように個人情報には…

沖縄の金城さん

談志を聞きにいくはずが、なぜか沖縄ものを買いに銀座へ。 銀座一丁目にある「わした」ショップでゴーヤやそーきソバなどを買いこむ。勢い余って国仲涼子のCDまで買いそうになった。泡盛のカラカラを見ていて、人間国宝の陶芸家・金城次郎さんのぐい呑みな…

浅草

「街ぐらし」という雑誌が浅草を特集していたので買ってみる。浅草在住のいとうせいこう全面協力という形で、勘九郎、こぶ平、なぎら、そして山本一力までもが駆り出されている。 浅草大絶賛の内容が連続していて、ホントかよ?という感じになる。まあ雑誌の…

円谷英二

川本三郎「映画監督ベスト101 日本篇」を読んでいて、やはり日本映画はヘンですばらしいと思った。 とかくハリウッド映画と比べて「暗く」「ダサイ」と言われがちな日本映画であるが、実はよく見るとハリウッドなどには見られない破天荒な作品がごろごろ…

吉田戦車

隅田川を散歩。寒桜が咲いている。今週末には流し雛の催しがある。浅草神社を早朝参拝。夕方以降はその日参拝した人々の念が充満していて参拝するのはよくないと聞くがほんとうだろうか。確かに朝の参拝は気持ちがよいが。吉田戦車「さるかに合戦」「吉田戦…

生犬の夢

松浦寿輝「胡蝶骨」など夜半に読んだせいで、自分が生犬になった夢を見る。だいたい生な犬とはなんだ。煮た犬や焼いた犬と区別しているのだろうか。夢の言語感覚はよくわからない。そもそも読んだ小説には犬など出てこない。東京北東部に住む妙な女が出てく…

スタンス・ドットと虎ノ門

立ち位置というのは、今まで業界用語だと思っていたが、ボーリングでも普通に使うらしい。 TVの現場では「MCの立ち位置、場見っといて!」なんて感じで使うわけだが、ボーリングの場合はスタンス・ドットというらしい。 言うまでもなく堀江敏幸@川端賞の…

松浦寿輝とか。

芥川賞で話題の金原ひとみ@蛇ピアスは、15歳の時に同人誌デビューしていたらしい。なぜか岡山市の同人誌らしいが。内容はリストカット少女みたいなのが出てくる相変わらずの話。松浦寿輝がこのところ面白い。今月号「文學界」に掲載中の「月の客」も独特…

文楽と私。

文楽「曾根崎心中」、国立劇場。 所用で天満屋の段から鑑賞。満員御礼。 お初の裾に隠れる徳兵衛、箒の先に扇子を付けて灯りを消すお初の仕草などに笑いが起こる。悲劇とはいえ、そこここにユーモアがあるのが文楽のいいところなのだ。 会場でこぶ平師匠、発…