ハワイの緑の光。

七夕の季節に天の川を見たくて、ハワイに。 天の川を見たことのある日本人は53%という調査をどこかで発表していたが、それは多いのか少ないのか正直わからない。私も中学生の頃に北アルプスに登った時に初めて見て以来、今までずっと見ていない。 東京で…

志の輔らくごin下北沢 文楽編。

志の輔らくごのごらく(2)「へっつい幽霊」「雛鍔」アーティスト: 立川志の輔出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル発売日: 2004/11/17メディア: CD クリック: 9回この商品を含むブログ (8件) を見る「志の輔らくごin下北沢 文楽…

超ヴィジュアル展。

超ヴィジュアル展参加。 古今東西の映像装置をごった煮して、これからの映像とやらを考える展覧会「超(メタ)ヴィジュアル展」(東京都写真美術館)。 今回、その中で私が企画したのは「現代文学の映像冒険」。以前から何らかの形で実現したかったので、こ…

「おたく:人格=空間=都市」フォーラム 東京都写真美術館。

art

おたく展もついに本日を残すのみとなった。予想を遥かに上回る来場者数にただただ驚くばかり。 11日(金)は森川嘉一郎さんをモデレーターにこの建築展の仕掛人でもある磯崎新さん、そして今回の出品作家(「おたくの部屋」)でもある精神科医の斎藤環さんを…

「夏の流れ」丸山健二

別に復刊されたから読んだのではない。たまたまそういう気分になって再読したまでだ。だいたい復刊したものには妙な人物のおまけ解説が付いているらしいので嫌なのだ。一方でブログをする者をさんざん批判しておきながら、ブログが一般にも認知されるとすか…

おたく展盛況。

東京都写真美術館で開催中のおたく展、おかげさまで客足も好調で大変嬉しい。先日の「新日曜美術館」でも取り上げられたが、おおむね良い反響でほっとする。次はどうやら火曜のWBSでも取り上げられるようだ。アキバの経済価値みたいな面と絡ませたりする…

ローレライ・フィギュア発進!

映画「ローレライ」公開キャンペーンとして、食玩フィギュアが登場した。セブンイレブン限定で、コカコーラ系のソフトドリンクに付いている。種類は10種で、様々な見せ場をフィギュア化している。原作を読んで不覚にもボロ泣きした身としては、やはりここは…

「新潮」3月号に村上春樹の短編が掲載されていた。

「東京奇譚集」と銘打った連作である。第1回は偶然という現象をめぐる話「偶然の旅人」。 変わっているのは、まず冒頭で村上春樹自身が語り部として顔を出すというところ。曰く、芝居の前口上で作者が出てきて挨拶するという感じらしい。そんなことをしたの…

「グローバルメディア2005 / おたく:人格=空間=都市」東京都写真美術館。

徹夜での設営作業を経て、なんとか開幕。本格的なおたく展は22日からで、これから2週間、無数のフィギュアなどをレンタルボックスに収納する作業などが行われる。 おたく展は昨年開かれた「ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」に出品展示されたものの再…

「枯葉の中の青い炎」辻原登。

やっと書店で購入。発売日に近くのリブロに行っても並んでおらず、渋谷のブックファーストで発見。やっぱり純文学系の単行本は賞に関係しないとこんな扱いか。読めば、結構おもしろいのになあ。 内容についてはこちらとかで紹介してます。 http://blog.lived…

「群像」エッセイの反響。

今月号の「群像」にエッセイを書いたのだが、結構反響がいろいろ来て驚く。文芸誌はあまり一般の人は読まないものと思っていたのだが。 ちょうど今月、芥川賞の発表があり、それも受賞作が群像掲載(今月号ではないが)のものだったから書店で手にとってくれ…

落語とフォーク。

特撮DVDを借りるついでに、懐かしフォークと落語のCDもどっさり借りてたわけだが、そんなジャンルの棚には他に客もおらず、常にじっくり吟味できる。なんとももったいないことだとも思ったが、急にブームになって借り手が増えたり、寄席が混んだりするのは迷…

特撮DVD。

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年末年始から特撮ものばかり見ている。暮れはスカパー!でゴジラ特集、正月はウルトラシリーズもののDVDを見続けていた。ゴジラもウルトラも見て思うのは、昔の演出・脚本は凄かったということである。無茶苦茶といってもいいが、それでは悪口になってしまう…

文芸誌この一年。

書棚を整理するついでに、昨年発行された主要4文芸誌をすべて並べてみた。サイズが皆同じなので並べやすい。厚さもほぼ同じ。なんだろうこの統一性は。 載っている作品も似たようなもの、と言いたいところだが、よーく読めばそんなこともない。かなり無謀な…

厄払い。

私は厄年なので、根津神社に行き厄祓。ここは祖母の実家があり、子供の頃はよく遊びに来たところ。久しぶりに歩くその界隈は路地が減り、高層マンションが増えたが、昔行った憶えのある銭湯などは残っていて懐かしさが蘇る。 4日に行ったこともあって、お祓…

新年のお詣りレビュー。

*[Tokyo]お詣りレビュー。 元日は早朝から浅草寺と浅草神社と被官稲荷に初詣。6時前だったので、まだなんとか並ばずにお参りできた。昨年までのお札類を返納し、新たなお守りなどを買う。芸能の神様で中村勘九郎も毎年お参りする被官稲荷はまだ狐のお姿を売…

「新選組!」最終回。

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昼の地デジ、夕方のBShi、8時の地上定時、22時のBS2と都合4回見る。ついでにSH901icにも録画。 打ち首後の後日談は入れないと言っていた三谷氏の言葉の通り、近藤に振り下ろされる一刀のモーションの瞬間に「完」の文字。少しあっけないけど、これがたぶん…

ニンテンドーDS、PSP。

ニンテンドーDS、PSPとついに次世代携帯ゲーム機が出揃った。どちらも運良く手に入れることができたが、やはり手になじむのは今のところDSのほうか。 やはりタッチペンを使ったインターフェイスや、パズルや合奏、マニアックなRPGなどハードもソフト…

宮城谷昌光×吉川晃司。

「別冊文藝春秋」でおもしろい対談、発見。 「宮城谷昌光×吉川晃司〜我々が中国史に辿り着くまで」。 宮城谷氏の「三国志」絡みの同姓同名の関係者かと思いきや、なんとホントに吉川晃司ではないか!そう、あの歌手の吉川ですよ。モニカの。 どんな話してい…

「ゴジラ Final Wars」。 聞きしにまさる凄い映画だった。この映画の無茶ぶりはネットでも既に有名だが、実際に見て納得。怪獣が街をひたすら壊し、悪の宇宙人がそれらを操り、ゴジラが敵も味方も見境無く暴れ回るという、怪獣的カタルシスを存分に盛り込ん…

「志の輔らくごinPARCO」。毎年暮れに催されるこの会も今年で9年目。今回は、エントランスに門構え風の入口をしつらえたりしてなかなか洒落た感じ。 この会はただの落語会ではなく、その演出が派手になことで有名である。毎年、その演出は仕掛けが凝ってき…

衝動的にSH901iCを購入。色はレッド。惹かれたポイントはTV録画。専用ケーブルでTVと繋いで番組を録画できるのだ。256MBのSDカードで約2時間録画可能である。iアプリにGガイドの番組EPGが搭載されているので、てっきりこれと連動して予約できるのかと思った…

ニンテンドーDS、到着。なぜか2台。ポケモンセンター恐るべし。無線でやりとりできるPict Chatをすぐさまやりたかったためである。 来週出るPSPにも無線機能が搭載されていてCMでも既にやっているように、電車の中などで見知らぬ人同士でチャットができる。…

「そこでゆっくりと死んでいきたい気持ちをそそる場所」松浦寿輝(新潮社)。 待望の最新短編集である。しかし近所のリブロにはまだ並んでいなかった。というか他の松浦氏の本も一冊も無い。「半島」「あやめ・鰈・ひかがみ」くらい置いておけよと言いたい。…

「流れゆく日々」E.G.サイデンステッカー。 川端康成の「雪国」を英訳などしたことで有名な文芸評論家の自伝。川端を始めとして往年の文豪、三島由紀夫、谷崎潤一郎などとの交友が抜群におもしろい。こうした交友録はとかく自慢話めいてしまうおそれがあるの…

今月は自分が企画に携わった「ミッション:フロンティア」(東京都写真美術館)という宇宙をテーマにしたアート展が始まり、準備に明け暮れた。 宇宙は今までも、いくつかの映像制作などの仕事で関わったことのあるテーマなのだが、実際、自分自身はそんなに…

11月は酉の市の季節。今年は3回あった。3回ある年は火事が多いというが、それには裏があるらしい。 酉の市に出かけるついでに吉原に行く旦那が多かったことから、妻が吉原行きを諫めるためにこうした説を流布したという。 吉原なんかに行って家を留守にし…

近況。

★他のblogで忙しくて、こちらの更新が滞ってしまった。 はてなはアフィリエイトもできないし、あまり他のblogにくらべてアドバンテージがないから、やはり書くモチベーションをどこに置いてよいか見えない。何かここに書くべきものを見つけないといけないか…

文楽というもの。

国立劇場「恋女房染分手綱」。重の井・三吉の母子悲話。どちらかというと地味な話なのに、満員御礼。最近の文楽のメディア露出の効果が現れ始めているのだろうか。 そういえば発売されたばかりの「オール読物」にも人形遣い桐竹勘十郎氏と赤川次郎氏の対談が…

「アフターダーク」を読む。

優れた物語の条件とはなんだろう。読んだあと、心になにかを残したり、それによって知らないうちに何かが変わることだろうか。たぶん重要なのは、「知らないうちに」変わることなのだろう。優れた物語は、巧妙に、変わるためのなにかを隠しているものだ。 村…